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2024.07.20
AI記帳は便利ですか?

AI記帳は便利です。スキャナで読み取った情報をOCRにかけて、AIが情報を読み取って仕訳を起こすわけです。人の手がかかるのはスキャナにセットして読み込ませる作業とデータをAIに読ませるクリック操作です。

現実には、読み取った画像情報のファイルをどうするのか。スキャナの初期設定である方法で日付などで連番を附番するということで手間をかけないという方法はあります。仕訳情報と元データが連動していれば問題はないように思われますが、電帳法の関係で検索要件を問われる場合、果たして検索可能なのか検討が必要じゃないかと考えます。

AIは完璧ではありません。
特にインボイスが入って以降、記帳は複雑になってきました。
具体的には領収書をスキャナまたはスマホで写真をとります。そこで読み取れるのはパターン化された領収書で、AIがOCR処理するのは日付、金額、電話番号くらいです。一部のソフトではT番号まで読んだり適用欄を読み込むものもあります。
一発で成功することもありますが、パターンによっては3回ほど学習しないと成功しないこともあります。
逆に言えば、3回ほど繰り返せば成功率はあがります。

消費税率が違ったり、振込手数料が引かれていたり、インボイス番号を管理するとかいろいろ面倒な税法なんで、手間が半端ないですから。

簿記知識もソコソコ必要な面もあるので、現状では難しい処理が必要となります。その点を知らずに取り組むと、うまくいかない点もあって苦労することもあります。

AIは便利です。しかし、単純にいかない点も理解した上で、難しいところは税理士の指導を受ければクリアできると思います。