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2024.07.13
自分で記帳すれば安くなりますか?

記帳作業をご自分でされる場合、記帳作業にかかる費用は安くできます。
ただし、正確な記帳がされているという前提があります。というのも、簿記の知識もないままで記帳したといわれても、結構、でたらめな内容なため、手直しに時間も手間がかかることがあります。さらに消費税判断はインボイス制度が入って手間も判断も複雑になっており間違いが多いのも実態です。
これって、会計事務所アルアルなんです。

正確な帳簿を作ることからスタートします

こんな場合、こちらで記帳させてくださいと伝えることがあります。当然作業費用はいただきます。
でもお金がないからと無理といわれるなら、残念ながら顧問契約はお引き受けできませんと伝えます。

正しい税務判断するうえで、正確な記帳や資料の保存は確実でなくてはなりません。ご自身で記帳される場合は見直し作業に係るコストを追加請求しますと伝えます。そこまでしなくてもいいという方もいますが、プロとして恥ずかしくない仕事をしたいですから、明らかな間違いを放っておけません。

追加費用は取引量にもよりますが、たいていの場合、記帳指導料として1万円から2万円ほどアップします。最低1万円です。簿記や消費税法の知識があまりないなというかたは2万円くらいと考えてください。

そうなんです。結局記帳代行してもらう方が安上がりになります。こちらももらった資料を入力するので顧問先様の手間も減ります。分業を割り切れば、こちらの方が絶対にコスパやタイパはいいのです。ですから、原則として当事務所は自計化はすすめていません。

しかし、企業規模が大きくなれば自分でやってくださいと指導します。経営判断するためにも自分で記帳し、財務状況を把握することで企業としての力は増しますから。不明な点があれば税理士に相談してくださいと伝えます。

記帳代行を希望される場合

記帳代行を希望される場合、定期的に訪問するか宅配などで資料を送っていただければ作業します。

定期的に訪問する場合は訪問費用を追加させていただきます。定期的に送っていただく場合は訪問コストは安くなります。多くの顧問先様は1か月分を袋に詰めて宅配やレターパックで送っていただきます。

ただし、高額な機械などを購入された場合など、現物を見せていただくことがあります。どんなものなのか確認したうえで、単純に法定耐用年数を適用すればよいのかなど把握し、その写真などを取らせていただき、減価償却システムの固定資産台帳に登録させていただきます。担当者が変わると情報がわからなくなることがありますからね。

でも、税理士や担当者が訪問することで、経営上の悩みなどの相談にも応じています。時として世間話で終わることも多いですが、それでも来てほしいという顧問先様もいらっしゃいます。相談相手として喜んでいただければ税理士冥利にもつきますね